リチャード 名古屋ドライブ周遊記

名古屋のブロガーリチャードが名古屋周辺のお出かけスポットを紹介してゆきます。

リーフ乗りからみた東名高速道路

SONY a7RIII + Tamron 35mm F2.8 model F053

名古屋 東京日帰りドライブ

ちょっと用事で名古屋、東京間を日帰りで往復しました。

と言っても今回はリーフを使いませんでしたw

ブログネタで本当は使いたかったですが、集合時間が設定されていたので今回はアテンザディーゼルで行きました。

 

リーフは長距離ドライブに向いているか?

EV乗りではない方が抱く疑問。

「EVで長距離ドライブいったら電池切れ怖くないの?」

この答えはYesともNoとも言えますね。

僕はリーフ自体は長距離不向きではないと思っています!

東名高速道路みたいな大きな高速道路は殆ど各SAに急速充電器が付いてます。

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引用:EV充電マップ - GoGoEV

 

例えば名古屋から東京の340kmぐらいの距離なら、恐らく2回か3回充電できたら到着できるでしょうね。

 

充電時間=休憩時間 とすれば普通のドライブとなんら変りないです。

 

土日祝日の充電事情

充電器の設置個所としては十分整っていると思います。

ところが問題だと思うのは1か所に設置されている充電器の数です。

大体どこも1か所1基が基本です。

これが、休日のドライブでは問題になってしまいます。

休憩で寄ったSAの充電器はどうだろう?と観察してましたが、どこのSAも大体誰かが充電しているような状況でした。

 

名古屋、東京程度のドライブでは充電器さえ捕まれば、30kWh 40kWh 60kWh どのリーフでも恐らく苦ではないです。

 

そういう意味では車両の問題というよりは、充電環境の問題と言えます。

テスラの大容量バッテリーモデルなら無給電

テスラ Model X 乗りの友達に聞きました。

90kWh バッテリーを積んだ Model X だと、名古屋、東京は無給電でいけるとの事でした。

名古屋出発して 東京で 120kW ある急速充電器スーパーチャージャーで充電してしまえばすぐに走り出せてしまいます。

 

現在の休日時の充電環境事情では大容量バッテリーは強いなー!というのは素直な感想です。

 

写真はテスラModel S 85kWh

Tesla Model S

 

ただ、繰り返しますがリーフは長距離は苦手ではないです。

苦手になってしまうシチュエーションが存在するだけです。

充電環境が充実してくれば、テスラのような大容量バッテリーは日本では必要ないと思っています。 

改善案

とりあえず最低ラインですが、充電器の数を最低2基にして欲しいです。

海老名、御殿場、浜松 のような人気のSAは4基ぐらい欲しいですね。

SONY a7RIII + Tamron 35mm F2.8 model F053

SONY a7RIII + Tamron 35mm F2.8 model F053

そしてもう一つは充電器の能力です。

高速道路に設置されている急速充電器は大抵 30kW クラスです。

これは30分充電しても、よくいって 15kWh しか充電されず、距離にしたら100km程度。

これが、最新の90kW クラスがついてくれたら30分いかない時間で満充電が可能です。

先約を15分待つのと30分まつのでは大きな差です。

EV/PHEV車用 大出力急速充電器『SDQC2F90シリーズ』 製品画像

画像引用:

EV/PHEV車用 大出力急速充電器『SDQC2F90シリーズ』 新電元工業 | イプロスものづくり

 

これが導入されれば、充電回数も充電時間も短縮できるので効果大きいと思います。

高速SAこそ90kW充電器があると良い。

下道ならば空いている充電器がなければ他を探すだけですけど高速は途中で降りられない為そうはいきません。

高速道路だけでも充電環境を改善して欲しいです。

※ETC2.0がついていれば途中、高速道路降りるのも可能ですが、リーフはETC2.0は搭載されておりません。2017年販売開始の車なのに、、、

改善はされるのか?

改善は期待できないと思ってます。

改善するインセンティブが管理者にとってなさそうだからです。

 

あくまで僕の想像するストーリーですがChadeMO充電網は関係者の間では失敗プロジェクトの扱いになっているんじゃないかなと思ってます。

 

想像ですが、このChadeMO規格の充電網は日産三菱連合が提灯もってやってたんだと思います。それに東京電力がのっかって。

日産三菱連合がリーフをはじめとするEVを売りたい。

売れるには充実した充電網が必要。

東京電力はリーフを皮切りにEVが普及してくれたら夜間電力の需要が増える。

そんな野心をもって関係者は動いていたんじゃないでしょうか。

そのおかげで、充電器設置個所は現状文句ないレベルで広がっていると思います。

恐らく関係各社が先行投資の意味合いで頑張ったのが大きいです。

でも、残念ですがリーフはセールス的には成功した車とは言い難いです。

 日産ディーラーも、ChadeMO協議会も先行投資をしたもののお金にならなかった失敗プロジェクトと認識していそうです。

 

現状の利用者が各関係者にしっかり儲けが出るような料金を支払うとユーザーの方が約束しない限りは充電器の数を増やしたり、充電器の能力を更新してくれなさそうです。

 

期待の星は次世代規格ChaoJi(超級)

日本と中国で次世代EV充電規格を開発しているそうです。

monoist.atmarkit.co.jp

ChaDeMo協議会もChaoJiはChadeMOの後継規格として正式採用を表明してます。

ChaoJiの最大出力はなんと900kW

リーフクラスのバッテリーが2、3分で満充電にできてしまう能力です。

凄い!

これが、高速道路を中心に普及すれば充電待ちというのも過去のものになりそうです。

 

さいごに

あらためて、リーフは混雑で充電難民にさえならなければ長距離ドライブでも非常に快適な車だと思いました。

アテンザディーゼルはリーフでは感じない振動が結構あります。

これは、ディーゼルだから余計ですけどガソリン車も同じだと思います。

4時間、5時間の距離になるとこの振動は結構疲れに繋がってると思ってます。

あとプロパイロットは偉大でこれのおかげでいくらでも疲れ知らずで運転できます。

EVは長距離ドライブ向いていなんじゃない?と思われていますが、僕は逆だと思っていて、EVこそ長距離ドライブに向いているでしょ!と言いたいです。

 

充電環境の改善は、なんだかんだ日本ではトヨタという巨大なクジラが動かないと難しそうですね。

早く水素に見切りつけて面舵いっぱいでEV力入れて欲しいですね。

 

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