雨でのスタート
今回は鈴鹿セブンマウンテンの一つ、釈迦ヶ岳の登山記をお届けします。曇り空ではじまったこの冒険は、山に近づくにつれて小雨が降り始めました。駐車場で、バイクでやってきたオジサン登山者と登頂を願い談笑しました。
オジサンも釈迦ヶ岳初めてだそうです。
駐車料金は普通車500円で、この集金箱に入れます。
お釣りはでないので注意です!
駐車場は広めですが、限りがあります。休みの日は混雑に気をつけましょう。
朝明登山口からスタートした僕は、早速野生動物の鹿に出くわしました。写真を撮ろうとした矢先、鹿は逃げてしまいました。残念ながら、その瞬間を切り取ることはできませんでした。
恐怖の吸血鬼、山ヒル
友人の登山者からは、夏の鈴鹿は山ヒルが多くて嫌だと聞いていましたが、その意味が理解できました。登山道にはたくさんの落ち葉があり、そこに山ヒルが潜んでいるのです。靴の中に忍び込んできて、気づかないうちに足に食いついてくるのです。分厚い登山用ソックスですら貫通して出血させるほどの力には驚きました。
ヒルを取ろうとしても取っても、なかなか取れず、気持ちが折れそうになりました。
迷いやすい山道
この、崖を命がけで登りました(滑落したら大怪我なところ)。残念ながらルート間違い(笑)
しかし、釈迦ヶ岳にはもう一つ難点がありました。それはルートがわかりにくいことでした。赤いリボンが少なく、うっかり道を間違え、崖を登った先で道に迷いました。こんな危ない道を歩かせるのかと思いましたが、幸いにもYAMAPアプリを使って正しいルートを確認することができました。本当にYAMAPがあって助かりました。もし持っていなかったら、迷い続けることになっていたでしょう。
基本的には川に沿って進むルートなので、もし釈迦ヶ岳で迷ってしまったら、川を探して歩くことをおすすめします。
険しい山頂付近
ヒル、道間違いに心が折れそうになりましたが、すでに半分近く来ていたので、頑張って登ることにしました。山頂への最後のアタックは、岩場をロッククライミングのように進むものでした。幸いにもロープが張られていて、助かりました。もしロープがなかったら、登ることはできなかったでしょう。
登頂、そして山飯
無事に山頂に到着したのは午後2時でした。日が沈む前に下山したいと思い、ご飯を食べずに下山を開始しました。猫岳山頂近くで空腹に襲われ、自炊することにしました。行きのコンビニで買っていた冷凍餃子と焼売をホットサンドプレートで焼いたところ、驚くほど美味しかったです。まるで高級中華料理を食べているかのようでした。山の疲れと新鮮な空気が最高の調味料となりました。
さらに、エッグマフィンも焼いてみました。これもまた、とても美味しかったです。
猫の地上絵
羽島峰に到着すると、そこに描かれた猫の地上絵がとても可愛かったです。ここまで来たら下山も後半ですね。
最後になって雨が降り始めましたが、なんとか雨から逃げ切ることができました。
駐車場で靴下を脱いでみると、血まみれになっていました。山ヒルに数か所刺されていたのです。
車を出して家路へ向かう時、ゾンビだらけの町からの脱出した主人公のような気分でした。
最後に
この釈迦ヶ岳の登山で、山ヒルと遭難の危機に直面しました。今回の経験を通じて、山の怖さを痛感しました。また、登山の経験値も上がりました!
釈迦ヶ岳はセブンマウンテンの中でも人気が薄い山だそうですが、静かに登山したい人にはぴったりの場所かもしれません。
登山する際には、YAMAPアプリをダウンロードし、軍手を用意すること、そしてヘルメットを準備することを強くおすすめします。安全第一で楽しい登山を心掛けましょう!